日経エデュケーションチャレンジプログラム
日経エデュケーションチャレンジプログラム
タイムテーブル

Aコース

第1時限 : 山海 嘉之教授
授業タイトル
人々の暮らしを支える「ロボットスーツHAL
筑波大学大学院システム情報工学研究科教授 サイバニクス研究センターセンター長 CYBERDYNE㈱CEO
山海 嘉之
第2時限 : 川口 淳一郎教授
授業タイトル
「はやぶさ」が挑んだ人類初の往復の宇宙飛行
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授,はやぶさ元プロジェクトマネージャー
川口 淳一郎
講師:
山海 嘉之

高校生へのメッセージ

42年後の2055年… それは日本国民の四十数パーセントが65歳以上という超高齢社会。60歳を迎える君たちは、どのような未来を築いただろうか。
【サイバニクス:人・ロボット・情報系の融合複合】は、脳・神経科学、行動科学、ロボット工学、システム統合技術、IT技術、生理学、心理学などが融合複合した新学術領域。高齢社会が抱える身体機能の低下・疾患や介護といった課題を解決するため、サイバニクスを駆使して「ロボットスーツHAL」は誕生した。サイバニクスが開拓する様々な最先端人支援技術… 準備は着々と進む… 次の未来は君たちが切り拓く!

略歴
1958年生まれ 岡山県出身
筑波大学大学院工学研究科博士課程を修了後、筑波大学講師、助教授、米国ベイラー医科大学客員教授を経て、現在、筑波大学サイバニクス研究センターセンター長他多数の肩書を持つ。
人・機械・情報系を融合複合した新学術領域「サイバニクス」(Cybernics)を開拓し、人間の機能を補助・拡張・改善する研究を推進。
最先端人支援技術であるサイバニクスを駆使した装着型のロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)を世界で初めて開発し、2004年6月には研究成果で社会に貢献すべくHALの開発/製造を行う大学発ベンチャー「CYBERDYNE(サイバーダイン)株式会社」を設立。ネットワーク医療、次世代医療福祉システムの研究開発も精力的に推進している。経済産業大臣賞、全国発明表彰大賞、The 2005 World Technology Awards 大賞など多数受賞。
講師:
川口 淳一郎

高校生へのメッセージ

「やれる理由」を見つける。
日本人は、しっかりと、きちんとしなくては、という意識が強すぎて、どうしても新しいことへ挑戦することに躊躇(ちゅうちょ)してしまいがちです。 やらなくてよいのではないか。そうではありません。前例があることだけを追っていては、けっして新しい成果を得ることはできません。 どうしたら、できるのか、やれるのか。それに積極的に答えを見つけていくことが前進につながるのです。 「やれる理由をみつけて挑戦しないかぎり成果は得られない。」若い高校生のみなさんが、この意識をもつことが、日本の将来を握っています。

略歴
1955年生まれ 青森県弘前市出身
1978年京都大学工学部卒業後、東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程を修了し、旧文部省宇宙科学研究所に助手として着任、2000年に教授に就任。 現在、JAXA宇宙科学研究所(ISAS)宇宙飛翔工学研究系教授。2011年8月より、シニアフェローを務める。 ISASにおいてハレー彗星探査機「さきがけ」、工学実験衛星「ひてん」、火星探査機「のぞみ」などの科学衛星ミッションに携わり、小惑星探査機「はやぶさ」では、プロジェクトマネージャーを務めた。

Bコース

第1時限 : 首都高速道路
授業タイトル
都市と共に進化する高速道路の未来
建設事業部 建設企画課
課長
加古 聡一郎
第2時限 : LIXIL(リクシル)
授業タイトル
トイレから見る世界、トイレから変えられる未来
総合研究所 企画推進室
山上 遊
講師:
加古 聡一郎
かこ そういちろう

高校生へのメッセージ

東京オリンピックに向けて50年前に産声を上げた首都高。 過密都市であるがゆえの厳しい制約や難問を、様々な技術と工夫で乗り越えてきました。 首都圏の「ひと・まち・くらし」を支える首都高は、いま、橋の老朽化という課題に直面しています。 傷んだ橋の架け替えにとどまらず、道路を通じて社会に新しい価値をもたらす。 安全、景観、環境、エネルギー・・・。 50年の歴史と今の姿をヒントに、これからの首都高を一緒に考えてみましょう。

略歴
兵庫県出身。1986年京都大学工学部土木工学科卒業。同年、首都高速道路公団(現・首都高速道路(株))に入社。 これまで主に首都高の道路計画、建設事業、渋滞対策、ETC導入などに従事。 1995年1月から2年間、豪州クィーンズランド工科大学大学院に留学。1999年に博士号取得。その他に鉄道会社出向や在パリの国際機関派遣など幅広い経験を持つ。 2011年4月から現職。
講師:
山上 遊
やまかみ ゆう

高校生へのメッセージ

皆さんは一生でトイレにどれ位座っているか、ご存知ですか?私たちが毎日お世話になっている日本のトイレ、グローバルな視点で見ると携帯電話以上にガラパゴス化しているものなのです。
授業では日本と世界のトイレを歴史的・文化的側面から、ひも解いて行きます。
そして、現在世界中で抱えているトイレの問題を理解し、東日本大震災で直面した課題も踏まえて、未来のトイレはどうあるべきか、一緒に考えていきましょう。
トイレという小空間から、変えられる世界・未来がある事を、授業を通じて学んでもらえると嬉しいです。

略歴
東京都町田市出身。2003年東京都立大学(現 首都大学 東京)大学院工学研究科建築工学専攻卒業。同年、株式会社INAX(現 株式会社LIXIL)入社。
愛知県知多市にある知多工場に配属され、IT技術を軸とした、生産管理システムの構築、改善業務に7年間携わる。
プライベートでトイレの勉強を進め、2012年1月にはNPO法人大ナゴヤ大学にて「トイレの授業」を開催。
長期にわたるトイレへの想いが実り、2013年4月に未来を見据えた社会問題へのソリューションを提案する総合研究所に異動。
世界のトイレの改善を目指して、ケニアを舞台に無水トイレの開発を推進中。

Cコース

第1時限 : 東京ガス
授業タイトル
「省エネで快適」豊かな暮らしの創造
スマエネ推進部 スマエネサービス開発G
課長
佐藤 崇昭
第2時限 : 藤田 誠教授
授業タイトル
ひとりでに組み上がる分子を求めて
東京大学大学院工学系研究科教授
藤田 誠
講師:
佐藤 崇昭
さとう たかあき

高校生へのメッセージ

皆さん、未来の暮らしを想像してみてください。どんな小さなことでも良いので「こんなことができたらいいな。」そう思うことが、新たな価値を創り出すために大切だと私は考えています。家庭用燃料電池「エネファーム」の開発に関わった経験などから、自分の思いを商品・サービスとして実現するために「何を考え、何に喜びを感じているか」をお伝えします。皆さんが将来の仕事を考えるヒントを一つでも掴んでもらえたらと思います。

略歴
埼玉県出身。1998年東京大学工学系研究科機械工学専攻修了。同年東京ガス(株)に入社。入社後は、給湯暖房システム「TES」や家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」の商品開発、太陽熱利用システム「SOLAMO」の商品企画、HEMS関連の技術企画に従事。2013年4月より現組織にて、エネルギー・情報・通信を組み合わせることによるお客さまへの新たな価値提供を目指す。
講師:
藤田 誠

高校生へのメッセージ

みなさんは「最先端の研究はとても難しく専門家でなければとても理解できない」と誤解していませんか?
そんなことはありません。本当に優れた研究は、その価値が小中学生でもわかるぐらい単純で、わくわくして楽しいものです。 だから高校生を前に話をする時は私も真剣そのものです。なにしろ研究の本当の価値が試されるのですから。当日は、分子の世界で分子がひとりでに集まって大きな構造体をつくりあげる 「自己組織化」という自然界のしくみをお話しします。生命の誕生にもつながる興味深い現象です。是非、わくわくして聴いてくださいね。

略歴
1982年千葉大学大学院工学研究科修士課程修了。同大学助教授,名古屋大学大学院教授を経て,2002年より現職。第7回江崎玲於奈賞受賞者。
DNAの二重らせんや雪の結晶など,自然界のしくみとして理解されてきた「自己組織化」に着目し,人工的でありながら安定かつ精密に,カゴ状,筒状などの多様な分子を作ることに成功した。 これらは無限の可能性を秘めており,薬を閉じ込めて患部へ直接運ぶ「ドラッグ・デリバリー」や,内部で化学反応を起こす「ナノサイズのフラスコ」などへの応用が期待されている。

Dコース

第1時限 : インテル
授業タイトル
進化する半導体と社会を変える仕事
イノベーション事業本部 本部長
江頭 靖二
第2時限 : 片岡 一則教授
授業タイトル
ナノテクノロジーで創る「魔法の弾丸」:がんの標的治療への挑戦
東京大学大学院工学系研究科/
医学系研究科教授
片岡 一則
講師:
江頭 靖二
エガシラ ヤスジ

高校生へのメッセージ

世の中なんでこんなに変化が早くなったのか?~
インテルは過去20年以上にわたり世界最大の半導体メーカーとして業界をリードしてきました。半導体は「産業の米」といわれるほど応用分野が広いのですが、 近年の「IT革命」はインテルが得意とする コンパクトで高性能な半導体製品の急速な技術革新によって支えられています。この技術革新が、ハードウェアだけでなく実はソフトウェアやサービスの進化、ひいては社会のあり方にも大きな影響を与えていることをお伝えしたいと思っています。

略歴
埼玉県出身。1988年早稲田大学理工学部機械工学科卒業、同年横河ヒューレットパッカード株式会社入社。電子計測器の機械設計およびLED製品の日本市場向けカスタマイズに従事。1997年同社を退社、1999年オレゴン大学MBA修了。同年インテル株式会社入社。その後各種マーケティング活動に従事し2012年10月より現職。ICTでよりよい社会の実現を目指す。
講師:
片岡 一則

高校生へのメッセージ

私たちはナノテクノロジーを駆使して、DDS(ドラッグデリバリーシステム)、つまり薬を必要な場所で、必要な時に、必要な量だけ機能させるシステムの研究を行なっています。DDSの目標は、全身の血流を巡る薬を、目標部位の目的細胞のみに集積させ、機能させることです。私が高校生の時に、米国のNASAがアポロ計画で人類を月に送り込むことに成功しました。その時の興奮を今でも私は鮮明に憶えています。DDSはいわば人体という小宇宙の中で、数々のハードルを乗り越え、目的の細胞まで薬を届ける「魔法の弾丸」と言っても良いでしょう。この講義では、この人体へのアポロ計画の取り組みをお話しします。

略歴
1979年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京女子医科大学助教授,東京理科大学教授を経て1998年より現職。第9回江崎玲於奈賞受賞者。
従来の抗がん剤治療では,抗がん剤は,体内にほぼ均等に分散してしまう。異物としての排除も進み,薬効が限られ,副作用の問題もある。
このため,抗がん剤をナノサイズの運搬体(高分子ミセル)で包み込み,がん細胞に選択的に届けて作用させることに成功し, 生体適合性とデリバリー効率という相矛盾する特性を同時に解決した。現在,4種類の異なる抗がん剤を内包した高分子ミセルについて,国際的な臨床試験が行われており, すい臓がんをはじめとする難治がんの薬物治療にブレークスルーをもたらすものと期待されている

Eコース

第1時限 : PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命)
授業タイトル
大切な人へ想いを伝える力、「銀行×保険」という変革
執行役員
得丸 博充
第2時限 : オムロン
授業タイトル
快適な駅を支える、自動改札機
オムロン ソーシアルソリューションズ
ソリューション事業本部
開発センタ長
目片 良和
講師:
得丸 博充
とくまる ひろみつ

高校生へのメッセージ

みんなの事を大切に思ってくれるご両親が、もしいなくなってしまったら・・・今と変わらない生活を続けられるか考えたことはありますか? 生命保険には”魔法の力”があります。 それは「大切な人へその人の想いを伝える力」。 私は、より多くの人に、より早くその力に気付いてもらいたいとの想いで、銀行を通じて生命保険を広めるという新たなチャレンジを続けています。 「生命保険とは何か?」授業を通して、生命保険に対する新しい価値観に出会ってもらえたらうれしいです。

略歴
千葉県出身。大学卒業後、銀行に入行。2度の転職を経て、2005年米国プルデンシャルグループであるジブラルタ生命に入社。銀行を通じた生命保険販売の新規プロジェクトに参画し、様々なビジネススキームのプロジェクトマネジメントに従事。
2013年4月、出向先であるPGF生命の営業戦略本部執行役員に就任。主に戦略企画の領域を担当し、現在更なるチャレンジに邁進している。プライベートでは月に1~2回マラソン大会に出場するなど、ワーク・ライフバランスを体現するアスリートビジネスマンである。
講師:
目片 良和
めかた よしかず

高校生へのメッセージ

日々、何気なく利用している自動改札機。この中には世界に誇れる日本のソフト・ハードの技術が集約されています。 切符が、磁気カード、ICカードへと変化する中で、自動改札機も急激な進化を遂げています。今年の3月には1枚のICカードで日本全国の鉄道が利用できるサービスも開始されました。 これらの技術についてわかり易くお話します。未来の日本を支える「ものづくり」技術に興味を持ち、皆さんの中から社会を変革する技術者が生まれることを期待しています。

略歴
滋賀県出身。1984年金沢大学工学部電気工学科卒業。同年立石電機株式会社(現オムロン株式会社)入社。2011年分社化によりオムロンソーシアルソリューションズ株式会社に転籍。入社以来、公共向けシステム機器開発に従事。特に自動改札機、自動券売機のソフトウェア開発を担当。2009年西部公共事業統括部長として営業部門を担当、2011年開発部門に復帰し、ソリューション事業本部開発センタ長に就任、現在に至る。

Fコース

第1時限 : クラリオン
授業タイトル
心に響く音作りと世界初フルデジタルスピーカ
技術開発統括部 第一先行開発部
音響システムG 主査
上原 正吉
第2時限 : BASFジャパン
授業タイトル
暮らしと医薬の「もっと」に応える!BASFの化学のチカラ
高性能製品統括本部
ニュートリション&ヘルス事業部
ファーマ・イングリディエンツ&サービス
マネージャー
梶浦 智義
講師:
上原 正吉
うえはら まさよし

高校生へのメッセージ

クラリオンは、「音」と「情報」と「人間」のより良きつながりを追求し続けてきました。その中で、今や身近すぎる存在となっている「音」に関して、当日は体感実験により、その面白さをわかりやすく伝えると共に、私の長年の音作りやフルデジタルスピーカー開発の経験から、新しい事を生み出す難しさや楽しさをお話しいたします。今回の授業で「音」の素晴らしさや楽しさを感じてもらえたらうれしいです。

略歴
東京都出身。1991年東海大学教養学部卒業。同年、クラリオン株式会社に入社。実験部・音響システムグループに所属し、一貫して車室内の音作り・スピーカー開発に従事。1998年発売スバルLEGACYに高級オーディオ「McIntoshシステム」が純正採用された際に、音作り全般の開発を担当。2012年12月に世界初のフルデジタルスピーカシステムを生み出し、現在に至る。
講師:
梶浦 智義
かじうら ともよし

高校生へのメッセージ

BASFは世界をリードする化学会社です。化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品の幅広い分野でビジネスを展開し、実はあなたのすぐ身近なところでもBASF製品が活躍しています。例えば、医薬品もそのひとつ。総合化学メーカーだからこそ提案できる、より薬を飲みやすく、より安定的な薬を可能にする原料などを日々研究、提供しています。世界の命に貢献するためのプロジェクトを推進する原動力を、自らの信念と経験を元にお伝えしたいと思います。

略歴
兵庫県加古川市出身。2000年大阪大学大学院工学研究科 応用生物工学専攻卒 業。同年、BASFジャパン株式会社に入社。四日市事業所 ビタミン技術開発ラボをへて食品用ビタミン等の新規事業開拓に携わる。2008年より中国(上海)のラボにて食品・医薬品素材の用途開発に従事。アジアパシフィック地域の16ヶ国を担当。2010年10月に帰国し国内医薬品事業のマネージャーを担当し現在に至る。

Gコース

第1時限 : パスコ
授業タイトル
道路や橋、インフラの未来を確率で表現! 「先端技術を世界へ」
インフラマネジメント事業部
企画開発部
課長
青木 一也
第2時限 : 富士重工業
授業タイトル
“ぶつからないクルマ?”スバルが生んだアイサイトの秘密
スバル技術研究所 担当部長 兼
スバル技術本部 技術開発部 担当部長

樋渡 穣
講師:
青木 一也
あおき かずや

高校生へのメッセージ

生活に欠かすことのできない、道路、橋、水道などのインフラ施設、安全で快適な生活を維持するために、インフラを守り続けることが我々の使命です。 それが、インフラのアセットマネジメント。 インフラの過去、現在、将来を、正確なデータと分析によって表現することが私の仕事です。 Data Oriented Approachによる、新たなインフラのアセットマネジメントの方法を生み出しました。真っ白なキャンパスにゼロから描き始め、 そして今、世界に発信しようとしている私たちのチャレンジについてお話します。

略歴
長崎県出身。1997年九州大学工学部建設都市工学科卒業。 同年、株式会社パスコ入社。入社後は、都市計画、道路計画、維持管理分野のコンサルタント業務に携わる。 2004年より京都大学大学院工学研究科の研究員として社会資本のアセットマネジメントの研究に従事。 2006年、京都大学博士(工学)取得。その後、国内外の社会資本アセットマネジメントに関するプロジェクトを数多く担当。 現在、京都大学経営管理大学院 客員准教授、大阪大学大学院工学研究科 非常勤講師を勤める。
講師:
樋渡 穣
ひわたし ゆたか

高校生へのメッセージ

今から約70年前、太平洋戦争という大きな戦争がありました。秀逸な戦闘機であった隼や疾風を製造していた飛行機会社が母体となった、 日本唯一のカーメーカーがスバルです。 スバルは「落ちたら命を失う」航空機造りのDNAを守り、平和産業の自動車製造になってからも、変わらず事故に至らせない、人を中心にクルマを作る、というポリシーを貫いてきました。 基礎から20年もの年月を掛けて研究開発しヒット作となったアイサイトも、事故を未然に回避する、という高い志から生まれた商品です。 その背景のストーリー、そして未来の自動車についてお話致します。

略歴
1984年、富士重工業株式会社に入社。
以来、約二十年、スバル技術研究所にて、先進シャシ制御技術や、 ITS分野の先行開発に携わる。その間、‘99年のステレオカメラによる世界初の運転支援システムADA(現アイサイト)の立ち上げや、カメラやGPS技術を活用した自動運転など、 クルマの知能化技術に取り組んで来た。
現在は、スバル技術研究所、スバル技術本部にて、スバルの先行開発企画推進業務に従事。

Hコース

第1時限 : 東京エレクトロン
授業タイトル
半導体を進化させるナノサイズのゴミ除去技術
技術開発センター
コンサルティンググループ グループリーダー
博士(工学)・MBA
守屋 剛
第2時限 : 第一三共
授業タイトル
国境を超える新薬への挑戦
研究開発本部 プロジェクト推進部
プロジェクト企画グループ グループ長
博士(医薬開発学)
塚本 淳
講師:
守屋 剛
もりや つよし

高校生へのメッセージ

スマホ、車、飛行機、人工衛星など…いま、皆さんのまわりにあるほとんどすべての製品に“半導体”が使われています。 半導体技術は驚異的な発展をとげ、目に見えないナノサイズ(10億分の1メートル)で設計することができるようになりました。 近い将来、豆粒くらいの大きさの医療機器を飲み込んで、リモートコントロールしながら体の中で治療するなんていうのも夢じゃありません。 私たち研究者がこれまでどんな課題を乗り越えてきたか、これからどんな研究をしていったらいいかについて皆さんと話し合いたいと思います。

略歴
東京都出身。1997年に筑波大学大学院を修了後、NECへ入社し半導体製造に関する研究に従事。2001年に東京エレクトロンへ入社後、半導体製造装置の研究をする傍ら、 広島大学大学院にて博士(工学)号を取得。 さらに、2008年にはウェールズ大学にてMBAを取得し、現在、半導体メーカーに対するコンサルタントに従事。 NPO法人戦略的CSR研究会の理事長と日本工学教育協会の技術者倫理調査研究委員を兼務している。
講師:
塚本 淳
つかもと あつし

高校生へのメッセージ

「治せなかった病を治したい」―新薬を世の中に出すことで、それまでは不治の病でも、世界中の多くの患者さんの命を救い、健康な生活を送ることに貢献できます。しかし安全で有効な新薬創出のためには、とてつもない労力と時間が必要なうえ、途中での失敗も多く、容易ではありません。新薬開発という夢に挑戦し続けてきた体験を通じ、「人の命を救う」、「グローバルで一つの目標に向かい努力する」ことについて一緒に考えてみたいと思います。

略歴
埼玉県出身。1994年東京大学大学院農芸化学専攻修士課程修了。同年、旧社の三共(株)国際開発部に入社。2000年~2005年に米国開発子会社に赴任し、プロジェクトマネジメント業務の中で日米の手法・考え方の違いやそれに基づく可能性や課題を体験。帰国後もグローバルプロジェクトマネジャーとして新薬開発マネジメントを担当。2013年北里大学大学院にて博士号(医薬開発学)取得。2013年より現職。

I コース

第1時限 : クレディセゾン
授業タイトル
はみ出す力がもたらす「決済」のイノベーション
アライアンス開発部長(兼)海外事業部担当部長(兼)海外統括部長
杉本 洋
第2時限 : 小磯 晴代教授
授業タイトル
KEKBからSuperKEKBへ
大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構教授 理学博士
小磯 晴代
講師:
杉本 洋
すぎもと ひろし

高校生へのメッセージ

当日は、いまやONにOFFに、大人たちの生活には欠かせない「クレジットカード」の仕組みはもちろん、みなさんが大人になる頃、マーケットがどのように変わっていくのかをスタートに、60年以上の歴史を持つクレディセゾンが、マーケットの中でどんなイノベーションを起こし続けてきたのか?国内で働くことだけを考えていた社員が、海外事業を手掛けるようになった背景は?なりたい自分になる、したい仕事を手に入れる方法は?など、ビジネスと併せて、常に想定外を楽しむクレディセゾンの社員のDNAをお伝えしたいと思っています。

略歴
1992年日本体育大学体育学部卒業。同年、クレディセゾン入社、東京支店配属。1996年から2000年、中四国支店(高知エリア)東北支店、2001年アフィニティ部配属を経て、2005年郵貯カード部長に就任。その後、2007年ゴールド・アメックス部長を経て現職。
講師:
小磯晴代

高校生へのメッセージ

現在高エネルギー加速器研究機構で建設中の加速器 「SuperKEKB」 は、光の速度近くまで加速した電子と陽電子(電子の反粒子)を衝突させて、宇宙の初期と同じような素粒子反応を起こす装置です。 素粒子間に働く未知の物理法則を探究するため、一周3km のトンネル内に設置された大規模で複雑な装置の一カ所で、電子と陽電子を世界最高の効率で衝突させます。 衝突効率を上げる様々な革新的アイデアと、チームの力を合わせてそのアイデアを実現していく面白さをお伝えしたいと思います。

略歴
東京都出身
1983年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。1984年、高エネルギー物理学研究所(現・高エネルギー加速器研究機構)に入所。電子と陽電子の衝突効率において世界記録を更新し「小林益川理論」(2008年ノーベル物理学賞)の検証に貢献した実験施設「Bファクトリー」(KEKB)の設計・建設・運転に中心的人物として携わる。2004年より現職。2004年、「衝突型加速器KEKBにおける世界最高輝度達成への貢献」で、第24回猿橋賞(自然科学の分野で、顕著な研究業績を収めた女性科学者に与えられる賞)受賞。

Jコース

第1時限 : 日野自動車
授業タイトル
地球環境に貢献するクリーンなディーゼルエンジンへの挑戦
パワートレーン企画部 部長


通阪 久貴
第2時限 : 長谷川良平グループ長
授業タイトル
脳波でひろがる心の世界、脳波でつながる心と社会
独立行政法人 産業技術総合研究所
ヒューマンライフテクノロジー研究部門
ニューロテクノロジー研究グループ長
長谷川 良平
講師:
通阪 久貴
とおりさか ひさき

高校生へのメッセージ

一昔前、トラックは黒い煙を吐いて走っているイメージがありましたが、最近のトラックからはまったく黒い煙は見えません。トラック・バスの日野自動車は環境のトップランナーとして、ディーゼルエンジンのクリーン化に積極的に取り組んでおり、私はこのクリーン化の開発に携わってきました。多くの苦労がありましたが、地球環境をクリーンにするという使命感で乗り切れたと思います。当日は苦労話を交えながら、クリーンなディーゼルエンジンがどのように開発されてきたかを話したいと思います。

略歴
和歌山県出身。1985年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。同年、日野自動車株式会社入社。大型ディーゼルエンジンの設計業務に従事した後、2000年よりディーゼルエンジンの排出ガス浄化装置の開発に携わり、排出ガスのクリーン化を推進。2011年よりパワートレーンの企画と先行開発を担当し現在に至る。
講師:
長谷川良平

高校生へのメッセージ

心の中の気持ちを伝え合うコミュニケーションは人々の「きずな」を強めるためにとても重要です。 ところが世の中には病気や事故が原因で運動 機能が障害され、頭の中のメッセージを言葉や文字にして表すことができないために、 生活が不便になったり、心の孤独を感じている人々がたくさんいます。 そのような人々の生活を支援するためには、どのような工夫ができるか、皆さんにも一緒に考えてみて欲しいと思います。

 

略歴
1997年京都大学大学院理学研究科博士(京大霊長類研究所にて 神経生理学を専攻)。米国国立衛生研究所などの研究員を経て 現在、産業技術総合研究所ヒューマンライフテクノロジー研究部門 ニューロテクノロジー研究グループ長。 意思決定の脳内機構に関する基礎的研究と、脳内意思解読による外部機器制御(ブレイン-マシン インターフェース=BMI)に関する応用開発に取り組んでいる。 重度の運動機能障がい者のコミュニケーション支援を目的とした脳波による意思伝達装置「ニューロコミュニケーター」の開発者。
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