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高校生約300人に社会人の「生きた授業」

 日本経済新聞社は今夏、「第17回日経エデュケーションチャレンジ」を開催しました。全国からおよそ300人の高校生が参加。社会の第一線で働く先生役の大人たちが自身の経験をもとに、仕事の喜びや達成感、苦労した経験などを分かりやすく伝えました。働く現場のリアルな姿を講義する「生きた授業」で、第1回からこれまでに、6,400人を超す高校生が受講しています。

 会場には大勢の高校生が続々と集まり、オフィス街に若者の姿があふれました。
 授業テーマは「社会をつくる、人、組織の思い」。校長が始業式で、授業の狙いや若者への期待を熱く語るうちに、高校生の表情も期待で輝き始めました。
 次いで、講義を受け持つ8人の講師が壇上で自己紹介しました。「子どもと同年齢の生徒を前に緊張している」と語る人や、「仕事でのやりがいや面白さを伝えられたら」と、各人の気持ちを率直に高校生に伝えました。

 各講師は特別のテキストを用意。講義では仕事への熱意や楽しさを伝えようと、分かりやすく丁寧に説明しました。最初は多少緊張していた高校生ですが、講師の話に徐々に引き込まれて積極的に質問したり、熱心にメモを取ったりする姿が目立つようになりました。
 高校生にとって、将来自身が社会で働く姿を考えるきっかけとなる貴重な一日となったことでしょう。

開催報告

校長の講義
校長 一條 和生
(いちじょう かずお)
一橋大学大学院
国際企業戦略研究科教授
同研究科長
ビジョン持ち、世界創ろう
 一條校長は始業式で、「自分の将来への夢や未来を展望する一日になると思う」と高校生に語りかけた。企業や組織で働く先輩たちによる授業が、「仕事に対するイメージや、商品やサービスを生み出す現場を感じ取るきっかけになるはず」と続けた。
 高校生も含まれるミレニアル世代と呼ばれる若者は米国大統領選挙や英国総選挙で大きな影響を与えたと指摘。日本の大手アパレル企業のSNS活用などを例に、「皆のライフスタイルが企業にも大きな影響を与えている。これからの企業や世界を創っていくのが君たちだ」と自覚を促す。
 その上で、「人工知能(AI)の普及で仕事は大きく変わる」との見方を紹介。日本の労働人口の約半分がAIに代替可能と予測される中、「AIができないこと、人間がやるべきことを考えよう」と訴えた。
 一條校長は「人間はAIと違って、熱い思いや情熱で未来を実現しようとビジョンを持てる。夢やビジョンを持てば自分が変わり、新たな世界を創っていける。今日の授業が皆がリーダーに成長する転換点になればうれしい」と熱くメッセージを送った。
交流会・修了式

 授業が終わると、ホール前のホワイエなどで立席形式の交流会が開かれました。その後、ホールへ移動して修了式が行われました。交流会では、企業ごとにテーブルに分かれて講師が待機。高校生が各講師を囲んで、授業や事業の詳しい内容について質問したり、自分の考え方を問いかけたり、熱心にやりとりしていました。会場では、起業を志す高校生が一條校長に話しかける姿や、講師に大学の専攻について相談する姿なども見受けられました。

 修了式では、各講師から「鋭い質問に驚いた」「パワーに圧倒された」「いろいろなことに感動してほしい」「無限の力を信じて頑張って」などと感想が述べられました。最後に一條校長が「今日一日でみんなの顔つきが変わった。自分のやりたいことがやれる社会がくるように、一緒に頑張っていこう」と挨拶し、閉幕しました。

過去の開催報告

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