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日本におけるESG投資のこれから
~インベストメント・チェーンの最適化に向けて変化する投資家と企業

インベストメント・チェーンとは、資金を提供する投資家と、資金を調達する企業が、共通の価値観に基づいて中長期的な価値向上を目的として協働することで、社会全体の富を増やすことができる、という考え方です。そして、その中核を担うのがESG(環境、社会、ガバナンス)投資と考えられます。一方、投資家から資金を調達する企業の側でも、内部と外部のアイデアを組み合わせることで革新的な価値を創り出すオープン・イノベーションという概念に基づいて、ESG問題をビジネス・モデルの中に組み込んでで考慮する、という取り組みが進んできています。

本シンポジウムでは、このような状況を踏まえ、投資家と企業が、どのようにESG問題に取り組み、、オープン・イノベーション等を通じてWin-Winの関係を確立し、インベストメント・チェーンの最適化を通じた社会の富の増大に寄与できるかを様々な角度から議論します。

<開催概要>
日時
2017年12月1日(金)  14:00~18:00 (開場13:30)
会場
東京理科大学神楽坂キャンパスPORTA神楽坂5階
(東京都新宿区神楽坂2-6)
定員
120名 
締め切り
11月 16日(木)
※お申し込み多数の場合は抽選のうえ、当選の方に受講券メールをお送りいたします。当選の発表は受講券メールの連絡をもって代えさせていただきます。
※ご記入いただいた個人情報はご本人の承諾なく本シンポジウムの実施目的以外には使用いたしません。
参加費
無料
共催
学校法人 東京理科大学総合研究院ものこと双発研究部門、アムンディ・ジャパン
東京理科大学ロゴ  アムンディアセットマネジメントロゴ
産学連携での研究に多くの実績があり、ESG投資の研究に積極的に取り組んでいる東京理科大学と、運用資産額で欧州No.1※、世界トップ10※の資産運用会社であり、ESG投資の研究と実践で高い評価を得ているアムンディは、2016年6月よりESG投資に関する共同研究を進めています。
※インベストメント・ペンション・ヨーロッパによる資産運用会社トップ400社(2017年6月版、2016年12月末の運用資産額)に基づく
後援
日本経済新聞社
協力
日経CNBC
お問い合わせ
ESG投資研究シンポジウム事務局
TEL 03-3545-1872 (受付時間10:00~17:00 土、日、祝日を除く)

<プログラム>  
14:00~14:05
シンポジウム開催のご挨拶
学校法人 東京理科大学 副学長 平川 保博
14:05~14:30
講演 「日本経済とESG投資」
東京理科大学大学院客員教授 ロバート・フェルドマン
14:30~14:45
講演 「ESG投資への期待と課題」
東京工業大学教授 井上 光太郎
14:45~15:10
講演 「オープン・イノベーションの観点から見たESG」
東京理科大学大学院教授 田中 芳夫
15:10~15:55
東京理科大学・アムンディ・ジャパンESG投資共同研究結果発表
15:55~16:05
休憩
16:05~17:55
パネルディスカッション 
「投資家が変われば、企業も変わる。ESG投資を通じたインベストメント・チェーンの最適化」
<モデレーター>
アムンディ・ジャパン チーフ・インベストメント・オフィサー 岩永 泰典

<パネリスト>
上智大学特任教授 引間 雅史
東京理科大学大学院教授 宮永 雅好
アムンディ・ジャパン ESGリサーチ部長 近江 静子
アムンディ・ジャパン アクティブ・ジャパン運用部長 藤田 泰介
17:55~18:00
閉会のご挨拶
アムンディ・ジャパン代表取締役社長 ジュリアン・フォンテーヌ
※講師、内容等は都合により変更となる場合がございますので、予めご了承ください。



平川氏
平川 保博

東京理科大学副学長、学校法人東京理科大学理事


1970年、東京理科大学工学部経営工学科卒業。 1972年、早稲田大学理工学研究科機械工学専攻修士課程修了。 1978年、同専攻博士課程単位取得満期退学。 同年、東京理科大学理工学部経営工学科に助手として着任、1982年講師、1990年助教授、1997年教授に就任し、2010年から2012年まで理工学部長を務める。 2013年から学校法人東京理科大学理事、また2014年から東京理科大学副学長に就任し、現在に至る。



フェルドマン氏
ロバート・フェルドマン

東京理科大学大学院客員教授


1998年 2月、 チーフエコノミストとして モルガン・スタレー証券会社(現:モルガン ・スタレー MUFG証券) に入社。 日本経済の見通しや金融市場動向及び政策動向の予測を行うともに、テレビ番組出演 ※や雑誌寄稿、講演などの対外活動にも積極的。2017年4月より東京理科大学に教鞭を執る。
※2000年から「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京系列)にコメンテーターとして出演している。



井上氏
井上 光太郎

東京工業大学・工学院経営工学系・教授


東京大学卒、マサチューセッツ工科大学大学院修了、筑波大学大学院修了(Ph.D) KPMGのM&A部門のディレクター、慶應義塾大学ビジネススクール准教授等を経て、2012年4月より東京工業大学・教授。 専門はファイナンス、コーポレートガバナンス、ESGなど。 アジアファイナンス学会理事、日本ファイナンス学会常任理事、日本経営財務研究学会理事、行動経済学会監事。 公認会計士試験委員、農林水産省食品産業戦略会議委員、経済産業省海外M&A研究会委員なども兼任。 2017年には日本のコーポレートガバナンスに関する論文がHarvard Law School Forumで注目論文として紹介される。



田中氏
田中 芳夫

東京理科大学大学院イノベーション研究科教授


1973年東京理科大学工学部電気工学科卒業。同年、住友重機械工業(株)に入社し、Online system設計などのシステム開発に従事。1980年に日本IBMの研究開発製造部門に入社。世界向けの製品・サービス・ソフトウエアの開発、マネージメント、および 副社長補佐。1998年にIBM Corporation R&D Aisi Pacific Technical Operation担当。2001年、研究開発部門 企画・事業開発担当理事。2005年、マイクロソフトCTO就任。2007年、(独)産業技術総合研究所参与、青山学院大学大学院ビジネス法務客員教授。 2009年、東京理科大学大学院教授。 現在、国際大学GLOCOM 上席客員研究員、日本工学アカデミー会員。



引間氏
引間 雅史

上智大学特任教授、学校法人上智学院理事


三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)を経て、1985年に日興国際投資顧問(現日興アセットマネジメント)に入社。以降30年以上にわたり一貫して資産運用会社および学校法人で資産運用業務に従事。1997年より約5年間、国際連合年金基金のアジア太平洋地域代表アドバイザーを務めた。1999年に国内初のSRIファンド設立を主導して以来、今日に至るまで責任投資の調査および推進に関わってきた。2002年、日興アセットマネジメント代表取締役社長就任。2005年アライアンス・キャピタル・アセット・マネジメント(現アライアンス・バーンスタイン)代表取締役社長就任。2008年より上智大学で教鞭を執ると同時に、2009年より財務顧問、2013年より財務担当理事補佐、2017年より理事としてESG投資を核とした大学基金の資産運用管理に取り組んでいる。CFA協会認定証券アナリストおよび日本証券アナリスト協会検定会員。



宮永氏
宮永 雅好

東京理科大学大学院教授


昭和56年早稲田大学法学部卒業。昭和56年日本債券信用銀行(現 あおぞら銀行)入社。平成7年 シュローダー・インベストメント・ジャパン。平成13年 プルーデンシャル・インベストメント・マネジメント・ジャパン。平成15年 (株)ファルコン・コンサルティング。平成29年より東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。 専門は、コーポレート・ファイナンス、証券投資理論、M&A、コーポレート・コミュニケーション、コーポレート・ガバナンス。 平成19年東京大学大学院法学政治学研究科修了。平成24年早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士課程後期終了(学術博士)。日本証券アナリスト協会検定会員、CFA協会認定アナリスト。 著書に『近未来の企業経営の諸相-2025年-』(共著・中央経済社)、『チャレンジする東大法科大学院生』(共著・商事法務)。



岩永氏
岩永 泰典

アムンディ・ジャパン マネージング・ディレクター 運用本部長兼チーフ・インベストメント・オフィサー


日本債券信用銀行(現 あおぞら銀行)、日債銀投資顧問を経て、バークレイズ・グローバル・インベスターズ(現 ブラックロック・ジャパン)にて取締役チーフ・インベストメント・オフィサー兼オルタナティブ戦略部長等を務める。2014年7月より現職。一橋大学法学部卒、ペンシルべニア大学ウォートンスクールMBA、EDHECビジネススクール Ph.D. (ファイナンス)。



近江氏
近江 静子

アムンディ・ジャパン ヴァイスプレジデント 運用本部 ESGリサーチ部長


1991年エス・ジー・ウォーバーグ証券入社。リーマン・ブラザーズ証券、クレディ・スイス信託銀行を経て2003年にソシエテ ジェネラル アセット マネジメント(現アムンディ・ジャパン)に入社。企業調査アナリストとして化学・繊維・石油・自動車・機械などの調査に携わる。2008年投資調査部長、2015年ESGリサーチ部長に就任。環境省「持続可能性を巡る課題を考慮した投資に関する検討会」委員、「環境情報開示基盤整備事業」WG委員などを務める。国際基督教大学大学院比較文化研究科修士。



藤田氏
藤田 泰介

アムンディ・ジャパン ヴァイスプレジデント アクティブジャパン運用部長


監査法人トーマツ、モルガン・スタンレー証券会社を経て、スパークス・アセット・マネジメントおよびタイヨウ・パシフィック・パートナーズ勤務。両社において、中型/大型株特化型エンゲージメント・ファンドを運用、ポートフォリオ・マネジメントとエンゲージメントの役割を担う。 独立後、オービス・インベストメント・マネジメント等を経て2016年5月より現職。東京大学経済学部卒、ニューヨーク大学 MBA。CFA協会認定証券アナリスト資格保有者、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。



ジュリアンフォンテーヌ氏
ジュリアン・フォンテーヌ

アムンディ・ジャパン 社長


1999年フランス外務省入省、G8サミットなどを担当。その後、マッキンゼー・アンド・カンパニーで欧州の主要金融機関の戦略コンサルティングを数多く手掛ける。2011年クレディ・アグリコル S.A.入社。グループ戦略の責任者およびエグゼクティブ・コミッティーのメンバーを務めると同時に、複数のグループ会社の取締役を兼任。2015年4月より現職。パリ政治学院修士、フランス国立行政学院修士。