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最先端研究開発支援(FIRST)プログラム 市民公開シンポジウム

細胞シートが拓く新しい再生医療
~科学技術革新による未来医療の産業化と世界普及~


東京女子医科大学先端生命医科学研究所所長の岡野光夫らは、今まで治らなかった疾患を治すことができる治療法の確立を目指し、日本発・世界初の独創的技術「細胞シート工学」により今治せる患者を治療しつつ、将来必要とされる技術の開発を実施してきました。 本市民公開シンポジウムでは、これまでの研究成果と、医療革新に向けた取組みをご報告します。


開催日時
 2013年11月23日(土・祝) 13:00~17:30 
会場
 日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3F)
開  場
 12:30
参加費
 無料
定員
 500名
申込締切
 2013年11月18日(月)
 *応募者多数の場合は抽選となります。
 *当選の発表は受講券メールの発信をもって代えさせていただきます。
 *ご記入いただいた個人情報はご本人の承諾なく本シンポジウムの実施目的以外には使用いたしません。
 
主催
学校法人 東京女子医科大学、独立行政法人 科学技術振興機構
共催
日本経済新聞社
協賛
細胞シートティッシュエンジニアリングセンター(CSTEC)
FIRST岡野光夫PJ参考情報 http://twins.twmu.ac.jp/first/


 12:30  開場
13:00~13:05  イントロダクション
13:05~13:10  挨拶
 笠貫 宏 (東京女子医科大学 学長)
13:10~13:15  来賓挨拶
 倉持 隆雄 氏(内閣府 政策統括官〔科学技術政策・イノベーション担当〕)
13:15~14:05  講演
 テーマ:「これまで治せなかった病気を治す」
 演者:岡野 光夫 (東京女子医科大学 副学長・教授/先端生命医科学研究所 所長)
14:05~14:15  スピーチ
 演者 : 小林 信秋 氏(認定NPO法人 難病のこども支援全国支援ネットワーク 会長)
14:15~14:50  講演
 テーマ:「細胞シート再生医療の臨床」
 演者:大和 雅之 (東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 教授)
15:05~16:25  講演
 テーマ:「未来医療のための最先端研究開発」
 演者:紀ノ岡 正博 (大阪大学大学院 工学研究科 教授)
 演者:松浦 勝久 (東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 特任講師)
 演者:清水 達也 (東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 教授)
16:25~17:20  パネルディスカッション
 テーマ:「未来医療の実現に向けて」
 パネリスト:冨岡 勉 氏(衆議院議員 文部科学大臣政務官)
 パネリスト:小林 信秋 氏(認定NPO法人 難病のこども支援全国ネットワーク 会長)
 パネリスト:佐藤 正人 氏(東海大学 医学部 外科学系整形外科学 教授)
 パネリスト:木曽 誠一 氏(三菱ケミカルホールディングス ヘルスケアソリューション部長)
 パネリスト:長谷川 幸雄 (セルシード 代表取締役社長)
 パネリスト:中村 道治 (科学技術振興機構 理事長)
 コーディネーター:江上 美芽 (東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 客員教授)
17:20~17:30  閉会挨拶
 中村 道治 (科学技術振興機構 理事長)
 岡野 光夫 (東京女子医科大学 副学長・教授/先端生命医科学研究所 所長)
17:30  終了
*プログラムの時間割・講演内容および講演者は変更となる場合があります。

お問い合わせ
 FIRST岡野光夫シンポジウム事務局
 Tel : 03-3545-8299 *受付時間 10:00~18:00 土・日・祝日を除く

倉持氏
倉持 隆雄 氏

内閣府 政策統括官(科学技術政策・イノベーション担当)


1977年東京大学理学部生物化学科卒業、1979年東京大学大学院理学系研究科生物化学専門課程修士課程修了。同年科学技術庁計画局計画課へ入庁。研究開発局宇宙国際課長(1995年)、独立行政法人理化学研究所理事・次世代スーパーコンピュータ開発実施本部副本部長・X線自由電子レーザー計画推進本部本部長(2007年)、同播磨研究所所長(兼務)(2008年)、文部科学省大臣官房審議官(研究振興局担当)(2008年)、研究振興局局長(2010年)、国際統括官(2012年)を経て、2012年5月より内閣府政策統括官(科学技術政策・イノベーション担当)。

岡野氏
岡野 光夫

東京女子医科大学 副学長・教授/先端生命医科学研究所 所長


1979年早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻博士課程修了。94年より東京女子医科大教授。99年より医用工学研究施設長、2001年より先端生命医科学研究所長、12年より副学長となる。Utah大学教授。工学博士。高分子の微細構造を制御することによってはじめて可能となる再生医学研究を追究し、細胞シート工学を提唱。角膜上皮、心筋、食道、歯根膜、軟骨の臨床をスタートさせ、再生医療のさらなる適用拡大と普及を目指す。05年に江崎玲於奈賞、09年に紫綬褒章を受けた。

大和氏
大和 雅之

東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 教授


東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)取得。日本大学薬学部助手、日本学術振興会博士研究員を経て、2009年より現職。現在、同大学グローバルCOE「再生医療本格化のための集学的教育研究拠点」拠点リーダーを務める。経済産業省「技術戦略マップ 再生医療分野」作成委員長、厚生労働省「自己由来ヒト細胞・組織加工医薬品等の品質及び安全性の確保に関する指針」、「再生医療における制度的枠組みに関する検討会」委員等歴任。

紀ノ岡氏
紀ノ岡 正博

大阪大学大学院工学研究科 教授


大阪大学を修了後(1991年)、同大学にて、生物化学工学の観点から細胞培養技術の開発研究に従事し、特に、細胞評価や培養操作の自動化に対する技術構築,培養装置や施設の開発など数多くの実績を持つ。現在は、細胞培養加工に対する国際標準や規制に対する文書化等にも貢献し、細胞製造工場の構築に向けて取り組んでいる。

清水氏
清水 達也

東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 教授


1999年より東京女子医科大学先端生命医科学研究所(旧医用工学研究所)において再生医療の研究を開始。一貫して組織工学的手法「細胞シート工学」による心筋組織再構築の研究に従事する。2006年NEDO心筋再生治療研究開発プロジェクトサブリーダー、09年より最先端研究開発支援プログラム「臓器ファクトリー創製に向けた基盤技術の確立」においてサブリーダーとして推進中。細胞シート工学を基盤とした心筋再生研究のリーダーとして重症心不全に対する新規治療法の確立を目指している。医師(循環器内科)。

松浦氏
松浦 勝久

東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 特任講師


2002年東京女子医科大学大学院在籍時より再生医療の研究を開始し、特に各種幹細胞を用いた心筋分化および心筋再生機序に関する研究に従事し数多くの実績を有する。09年より最先端研究開発支援プログラム「臓器ファクトリー創製に向けた基盤技術の開発」における「幹細胞大量培養技術開発」の責任者としてプロジェクトを推進し、iPS細胞技術と細胞シート工学の融合による、再生医療および創薬への応用可能なヒト心筋組織の構築を目指している。医師(循環器内科)

富岡氏
冨岡 勉 氏

衆議院議員 文部科学大臣政務官


長崎大学医学部を卒業後、同大学医学部大学院(第一病理、医学博士)修了。長崎大学医学部教授、長崎県議会議員を経て、現在衆議院議員(2期目)、文部科学大臣政務官。また再生医療を推進する議員連盟の事務局長として再生医療推進法などの再生医療関連三法案の成立に尽力。

小林氏
小林 信秋 氏

認定NPO法人 難病のこども支援全国ネットワーク 会長


1947年東京生まれ。長男が5歳の時に治療法の確立されていない難病、SSPE(亜急性硬化性全脳炎)発症。8年間の闘病の末に13歳で亡くなった。主治医の勧めで患者家族の会、SSPE青空の会を設立、治療薬のオーファンドラック指定やSSPEの難病指定に取り組むほか、患者と家族のキャンプを開催するなど絆づくりを進めた。88年から心ある医師等とともに難病の子ども達の支援活動に参加して、相談活動、交流活動、社会啓発活動などを進めている。2003年朝日社会福祉賞、平成10年第7回ヘルシーソサエティ賞を受賞。難病ネットは08年に第60回保健文化賞、平成12年には内閣総理大臣表彰を受けた。

佐藤氏
佐藤 正人 氏

東海大学 医学部 外科学系整形外科学 教授


1997年大学院時代から椎間板再生の研究に着手。2003年東海大に移ってからは細胞シートによる関節軟骨再生の研究に注力し現在も継続中。11年よりヒト幹細胞臨床研究「細胞シートによる関節治療を目指した臨床研究」を開始し、東海大学医学部付属病院で患者7名に移植。厚労科研再生医療実用化研究事業「関節治療を加速する細胞シートによる再生医療の実現」研究代表者。91年防衛医大卒、01年防衛医大医学研究科修了。博士(医学)。

木曽氏
木曽 誠一 氏

株式会社 三菱ケミカルホールディングス ヘルスケアソリューション部長


1982年田辺製薬(現、田辺三菱製薬)入社。2003年まで国内および海外における医薬品の臨床開発を担当。その後、研究企画、製品戦略、事業開発などを担当。12年4月より現職。02年~10年名古屋大学医学部非常勤講師、2004年~2005年京都大学ウィルス研究所非常勤講師。京都薬科大学大学院薬学研究科修士課程修了、神戸大学経営学研究科修士課程修了。医学博士、薬学修士、経営学修士。

長谷川氏
長谷川 幸雄

株式会社 セルシード 代表取締役社長


ファルマシア バイオテク(株)(現GEヘルスケア・ジャパン(株))入社、研究開発室長。合併によりアマシャム ファルマシア バイオテク(株)(現GEヘルスケア・ジャパン(株))に社名変更後、グローバルR&D東京サイト ヴァイスプレジデント。2001年に(株)セルシード設立し、代表取締役社長に就任。自治医科大学大学院生体防御系博士課程修了 博士(医学)。

中村氏
中村 道治

独立行政法人 科学技術振興機構 理事長


1967年に東京大学大学院理学系研究科(物理)修士課程終了後、日立製作所中央研究所に入所し、Ⅲ-Ⅴ族化合物半導体デバイスの研究開発に従事。72年から1年間、カリフォルニア工科大学のヤリフ研究室に客員研究員として滞在。分布帰還形半導体レーザーの先駆的研究や高信頼長波長半導体レーザーの開発に貢献。同社中央研究所長、研究開発本部長、執行役副社長、取締役等を歴任。2011年 10月に独立行政法人 科学技術振興機構 理事長に就任し現在に至る。

傘貫氏
笠貫 宏

東京女子医科大学 学長


1967年千葉大学医学部卒業後、東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所循環器内科入局。97年同大学循環器内科学講座主任教授、2001年同大学付属日本心臓血圧研究所所長。08年に同大学を定年により退任、同大学名誉教授。その後13年8月の退任まで、早稲田大学理工学術院教授として東京女子医科大学・早稲田大学共同大学院において自然科学と人文社会科学を融合・創造するトランスレーショナルリサーチを含むレギュラトリーサイエンスの学問体系化および人材の育成に尽力。13年9月より東京女子医科大学学長。博士(医学)。

江上氏
江上 美芽

東京女子医科大学 客員教授(国際・産学連携担当)チーフメディカルイノベーションオフィサー


1981年三菱銀行入行。2005年まで国内外の金融機関において金融工学及び医薬バイオ投資銀行部門を担当。06年~東京女子医科大学客員教授(常勤)として、科学技術振興調整費イノベーション創出拠点委託事業(CSTEC)、スーパー特区「細胞シート再生医療の実現プロジェクト」及び最先端研究開発支援プログラム「再生医療産業化に向けたシステム・インテグレーション」に参加。日本再生医療学会理事。09年 科学技術政策研究所「ナイスステップな研究者(産学連携・国際交流部門)2009」及び10年科学技術進行機構イノベーションコーディネーター奨励賞を受賞。一橋大学(国際経済)。